キャンディの随一の見どころ、仏歯寺へ行く。
キャンディはシンハラ王朝最後の首都で、スリランカ仏教発祥の地でもある。
街自体が世界遺産に指定されていて、その中でも屈指の観光地が仏歯寺だ。
キャンディに行くなら必見のポイント、さらに言えば、スリランカ最大の観光スポットのひとつでもある。
仏歯寺に何があるかというと、その名の通り仏様の歯が祀られている。
1日3回プージャという礼拝の時間に、仏様の歯が祀られている部屋を見ることができるという。
プージャの時間は1日3回、朝5時、9時、夕方6時。
「スリランカの友人がプージャの時間に合わせて仏歯寺へ行くといい」
とアドバイスしてくれたので、6時に合わせて仏歯寺に行く。
セキュリティチェックと入場料金の支払い
まずはボディチェックを受ける。
男女別のゲートを潜り、中で簡単なセキュリティチェックを受ける。
なかなか厳重な警戒だ。
次に受付で入場料を払う。
入場料は1,000ルピー。
料金を支払った後、靴を預ける。
スリランカの仏教施設では裸足にならなければいけない場所が多い。
仏歯寺の例外ではない。
天気が悪いので、足が濡れる。
ズボンの裾も濡れるので不快極まりない。
トイレがない!
妻がトイレに行きたいという。
入り口でトイレの場所を聞いたら中にあるというので探しまわる。
奥の方にあるというので何度か人に聞いて回るがなかなかトイレは見つからない。
10分、いや20分ほどしてようやく見つかったトイレは、仏歯寺の裏手の出口らしきところにあった。
が、トイレの中は濡れている。
しかも自分は裸足。
汚いことこの上ない。
スリッパも濡れている。
とっても嫌なトイレだった。
仏歯寺の展示
仏歯寺の入り口は細長いトンネルのようになっていて、左右にはきれいな彩色が施されている。
トンネルをくぐり抜けると、仏像と象牙が置かれていた。
その奥には幾つもの仏像がある。
ところで、仏歯寺の中では写真撮影が制限されている。
フラッシュはOKだけど、仏様(ブッダ)に背を向けて写真を撮ったりポーズを撮ったりすることは禁止されている。
仏様に敬意を払うということだ。
仏歯寺でプージャ
時刻は6時を過ぎ、ちょうどプージャの時間になる。
ラッパのようなもの、太鼓のようなものを持った数人の人が仏様の前で、不思議な演奏をしている。
とてもけたたましい音だ。
申し訳ないけど、うるさすぎて何がよいかわからなかった。
やがて人が少なくなり、みんな2階に方へ移動しだした。
連れられて2階へ行く。
2階へ行くと、仏様の歯が祀られている部屋を見ることができるようになっている。
列は二手に別れ、片方の列では部屋の目の前で行くことができる。
そしてお祈りもできる。
のだけど、そんなことを知るすべもなく、動きが早い方に並んでしまい、近くで部屋を見ることはできなかった。
お祈りをしている人はみんな真剣そう。
ここが単なる観光地ではなく、宗教施設なんだなーと感じた。