シーギリヤロックも中腹。
雨が降る中歩いて行くと、踊り場のようなちょっとした広場、ライオンの爪がある場所へ出る。
ライオンの爪
シーギリヤロックの中腹、
「ライオンの爪」
へ。
大きさ3メートルほどあろうかという、ライオンの前足を模した岩だ。
「シーギリヤ」とはライオンの喉で、宮殿が建てられた時は頭や足があって、階段を上がっていく際は、喉に飲み込まれていくような形になっていたのだという。
ここで一服し、下の眺めの写真を撮っていると、ガイドさんに、
「上からの長めのほうがきれいだ」
と言われる。
心なしかガイドさんが足早になっているようだ。
雨のせいもあるのだろうか、めんどくさくなってきているような気がしなくもない。
もっとゆっくり見たいのに。
ガイドがいると知らないことも案内してくれるけど、自分のペースで見ることができない。
階段が急!
ライオンロックの爪を後にして、両足の間にある階段を登っていく。
階段が急。
とにかく急だ。
岩の外に無理やり取り付けられたような金属製の階段なのだけど、勾配がハンパない。
人工的に取り付けるなら、もっとゆるい勾配にしてくれてもいいのに…。
階段には一応手すりは付いているけど、なんとも心もとない。
下を見下ろすと、とんでもないことになっている。
シーギリヤロック、頂上に到着
行きをゼイゼイ切らせながら、なんとか頂上に到着。
頂上からは360度のジャングルが見渡せるはずが、
天候不順で見ることができない…。
残念…。
ぼやっとした景色になっている。
頂上には沐浴場や水道設備がある。
5世紀に、高さ200メートルもの岩の上に上下水道があったとはにわかに信じがたいが、実際に存在したのだそうだ。
他には宮殿の基礎などもあり、多くの人で賑わっていた。
が、なにせ天気が悪い。
ガスっぽい。
シーギリヤレディーを見る
帰路、行きにスキップしたシーギリヤレディーを見る
往路では人でごった返していたけど、誰一人いない。
ガイドさんは階段を登るのが面倒だからか、下で待っているという。
5重の螺旋階段を上って行くと、美しい壁画、「シーギリヤレディー」があった。
かつては500体もの女性が描かれていたのだけど、現在は18体のみが残っているのだそう。
あまりにも美しいので息を呑んだ。
こんなに保存状態がよいまま現在に至るまで残されているとは、、、
と関心した。
ら、後で調べたら、日本の杉本さんって人が修復したらしい。
フラッシュだめという看板があったので、フラッシュが気をつけて写真を撮っていたら、
「3人で一緒に写真を撮ってあげる」
と警備のおじさんに言われた。
写真を撮ってからチップをねだられるのかと思ったら、そんなことはなかった。
シーギリヤロックを降りる
ガイドさんは、我々が止まりたいのも構わず夢中で降りていく。
もう用済みだというのがありありと感じたけど、着いて行かないわけにもいかないので着いて行く。
と、全て見終わったところで時刻は1時半を過ぎていた。
見るのにかかった時間は1時間半。
自分のペースでゆっくり見たら、2時間は余裕でかかると思った。