続いては、スリランカのウミガメを保護しているという、Kasgoda turtle hatcheryという施設へ行く。
スリランカの南西海岸は、ウミガメの孵化地として有名。そんなわけで、せっかくの機会だから、hatchery(孵化場)へ行くとする。
スリランカ固有の椰子、キングココナッツ
亀の保護施設へ行く前に、ツーリストカーのドライバーが車を停めた。ココナッツを飲みたかったらしい。
小さなお店には、たくさんのキングココナッツが売られている。ついでに自分も飲んでみることにした。
キングココナッツは、スリランカ固有のココナッツらしく、ふつうの椰子の実とは違い、表面がオレンジ色でツルツルとしている。
味も、ふつうのココナッツと比べて甘いような気がする。
ココナッツ屋のおばちゃんが、鉈のようなもので器用に上だけをカットしてストローを刺してくれた。
そして飲み干すと、ココナッツを割ってくれる。ココナッツの皮の一部をスプーンとして、中の果肉も食べられるという仕組みだ。
ツアーではなくツーリストカーだと、自分では行かないようなところに立ち止まってくれて意外な発見がある。
ウミガメの保護施設、turtle hatchery
さて肝心のKasgoda turtle hatcheryに着いたのは正午少し前。
スリランカの南西海岸にはいくつかのウミガメの保護施設があるが、中には有料だけど不親切だったりと、あまり評判のよくないものもあるという。今回選んだカスゴダの孵化場は、トリップアドバイザーで評判がよかったところだ。
施設に入るとまず、
Do you speak English?
と聞かれる。
こういう時に、英語が話せてよかったなあと思う。
この孵化場は、ボランティアによって運営されていて、運営資金は海外からの募金で成り立っているそうだ。
砂浜には、まもなく孵化するであろう卵が埋められている。これらの卵は、自然破壊される前に漁師たちから買い取っているのだそうだ。
そして、孵化した亀は水槽の中に入れられる。
生後2日と生後7日の水槽の中に、体長10cmほどの小さな亀の赤ちゃんが泳いでいた。
その他にも、足の一部が不自由な亀など、障害を持った亀がこの施設で保護されている。
どのようにして亀を海に孵すのかとか、聞きたいことがいくつかあったのだけど、ちょうどお昼休みと言うことで、ボランティアの人たちは昼食へ行ってしまった。残念。
ということで、我々も昼食にする。
スリランカで伊勢エビを食す
昼食は、海沿いの小さなレストラン。マウントラビニアとは違い、白い砂浜に青いウミガメの前に見える。そしてレストランの前には椰子の木。いかにも南国だ。雰囲気だけでお腹いっぱいになりそう。
漁師がロブスターを持ってやって来た
とそこに、目の前から手漕ぎの古い古い木造船が現れる。テレビでしか見たことのないような古い船だ。
そして中に乗っていた漁師が降りてきて、
「ロブスターがある。食べないか?」
と聞いてきた。せっかくなので食べることにし、ボイルしてもらう。
きれいな海を見ながら食べる新鮮なロブスターは格別だ。もちろん一緒に食べたカレーも格別。